セグメントの導入(作成方法)
作成画面までの移動は上のスライド画像(計4枚)をご覧ください(バージョンによってボタンや背景の色が異なります、ご了承ください)。
「作成する」を選択した後は、どのオブジェクトをベースに作成するかを選びます。

コアオブジェクトであるコンタクト、会社、取引、チケットがあり、注文、Lookalikes(類似)が選択できます。他のオブジェクトを開くとサービスやアポイントメントなど別オブジェクトを利用できます。要は、ほぼ全てのオブジェクトを利用できるようになっています。
2024年にはコアオブジェクトとカスタムオブジェクトしか作れなかったのに進歩しましたね、感慨深い...。
動的セグメントと静的セグメントの違い

動的セグメントと静的セグメントの違いですが、「動的セグメント」は名前の通り、フィルター条件に合致したレコードを自動的に取り込んでくれます。また、条件から外れた場合はセグメントからも除外されます。
例:
コンタクトプロパティ「ライフサイクルステージ」の値が「リード」をフィルター条件にした場合、リードのレコードが取り込まれ更新される。その後、セグメント内のレコード(コンタクト)が「リード」から「MQL」や「SQL」などに更新された場合、セグメントから除外される。
一方で静的セグメントは最初に設定したフィルター条件で取り込まれたレコードから、新たに追加や除外が行われることは基本的にありません。
基本的にといったのは、スライドで紹介したビュー一覧への追加や、ワークフローのアクション「静的セグメントに追加」「静的セグメントから除外」があるためです。...画像では「リスト」のままですが。

静的セグメントの使い道としては、インポートしたレコードの管理や特定のキャンペーンの対象者をピックアップするのに利用できます。上記のワークフローアクションと合わせることで、擬似的な動的セグメントとしても使えます。
Breeze AIを活用したセグメント作成
「AIを利用してセグメントフィルターを生成」という箇所がありますが、これは作成時にプロンプトを入力しようとしたのと同じで、AIに依頼して生成することができます。
例えば「これまで配信されたマーケティングEメールが10通以上で、かつ開封率が継続して高く、エンゲージメントが高いとみなすことができるコンタクト」と命令して作成依頼したところ以下のようなフィルターを設定してきました。

配信されたマーケティングEメールが10通以上は守られているものの、その後が全て「値がある」となっています。プロンプトが甘いと全然答えてくれないので、利用する際はちゃんとしたプロンプトを用意しましょう。
◼︎Lookalike セグメント(類似セグメント)

このLookalike セグメント、HubSpotのBreeze AIが、エンゲージメント率の高いコンタクトを分析して、共通の特徴や行動を特定し、そのデータを使用して、コンバージョン率の高い新しいセグメントを作成するという優れものです。
主にEメールキャンペーンの効果を高めるために使用することを想定されています。もちろん、他のキャンペーンなどでも流用可能です。大規模なキャンペーンをやっている企業であれば、広告の配信対象としても利用できるかもしれません。
⚠️ Marketing Hub Enterpriseを契約中の方のみ利用可能です。
セグメントの編集:フィルター条件
フィルターをうまく活用することでフォームごとに申し込んできた人たちや、特定のページやメールのリンクをクリックしたエンゲージメントの高い人たちを一覧で抽出できます。
以下は利用できるフィルター条件の一部になります。
| フィルター | カテゴリー |
| プロパティー | 各オブジェクトのプロパティー |
| イベント | マーケティングインタラクション ・CTA ・Eメール登録配信 ・カスタム行動イベント ・フォーム送信 ・ページビュー ・マーケティングEメール ・マーケティングイベント ・マーケティングキャンペーン ・メディアインタラクション ・広告インタラクション アプリイベント ・Microsoft Clarity ・Zoom ・LITTLE HELP CONNECT etc... カスタムイベント |
| メンバーシップ | セグメント(リスト)構成要素 ワークフロー登録 インポートの該当 データセット構成要素 |
プロパティーに関してですが、コンタクトを指定した場合にコンタクトのプロパティーでしかセグメントを作れない。というわけではありません。そのコンタクトに関連付く別オブジェクト(例.取引)の情報を元にセグメントを作成したりすることができるのです。

例:
会社のレコードで、関連付いている取引の「金額」が300万以上&成約済み
また、特定のCTAをクリックした・マーケティングEメールを開封したといったアクションを条件にフィルターできるマーケティングインタラクション。Zoomウェビナーに申し込んだ人・実際に参加した人をフィルターできるアプリイベント(旧連携フィルター)。
その他にも、別で作成したセグメントをフィルターの条件にできるセグメント構成要素(旧名リストメンバーシップ)。特定のワークフローに登録・通過したレコードで抽出するワークフロー登録。といったフィルターカテゴリーが存在します。
◼︎例.アプリイベント
セグメントの活用
HubSpot内部において、セグメントはどのように活用できるのかを紹介します。
1. Eメールキャンペーン
Eメールに関しては、要はこれまで通りのメールマーケティングにおける配信リストとしての役割です。セグメントごとに調整することで、Eメールキャンペーンが適切なオーディエンスに確実に届き、エンゲージメント率とコンバージョン率の向上につながります。「エンゲージメントのないコンタクト」を除外することも大事ですよね。
例えば、私のニュースレターの配信では「ニュースレター購読者」というセグメントだけでなく、事業会社の方とHubSpot社/パートナーの方々を分けて、それぞれ配信対象として登録しています。後述のレポート部分でも触れますが、以下のレポート箇所で確認できます。

これによってセグメントごとの開封率・クリック率などが分かったりします。セグメントを分けただけではダメで、ちゃんと配信対象として設定するのが肝です。
2. 自動化(ワークフローの登録・除外条件)

ワークフローでは登録/除外の条件としてセグメントを選ぶ事ができます。「このセグメントに属する人はワークフローに登録させない」としたい場合、以下の2つの方法があります。
- 登録トリガー「次の条件を満たすレコードのみを登録」でセグメント構成要素を選択
- トリガーの設定画面「除外セグメントに追加」にて選択
どちらも同じく機能しますが、含めたくないのであれば「2.」の除外セグメントをお勧めします。トリガーには「〜ではない」ではなく、「〜である」「〜に含まれる」といった要素を使いたいところです。
また、コンタクトベースのワークフローでは目標機能も利用できるので指定したセグメントが何件ゴール(例.MQLからSQL)に到達したかなども追うことができます。正直、ここは無理にセグメント使わなくても大丈夫です。
▶︎ HubSpotワークフローの基本知識
https://soma24.net/blog/hubspot-workflow-guide
3. パーソナライズ(Webコンテンツ・CTAの出し分け)
パーソナライズはもはやメール内部のパーソナライズトークンだけではありません。
メールのリンク先のページをスマートコンテンツにしたり、広告の配信先として指定するのも大事ですよね。セグメントでは、スマートコンテンツ、チャットボット、広告を強化して各セグメントに関連性の高いメッセージを表示できます。
この他にもレポート・カスタムビューのフィルターとしても利用できます。
セグメント分析(パフォーマンス)
セグメントでレポートを見れる箇所ですが、セグメントTOP画面の「分析」タブと、各セグメントの詳細画面に行った際に見れる「パフォーマンス」タブがあります。それぞれ、スライド形式でレポートを紹介します。
セグメント全体の「分析」
各セグメントの「パフォーマンス」追跡
セグメントの管理
セグメントは意識しないと無数に増えます。
名前が似たようなものだったり、そもそも名前がなかったりした場合には、これは何に使う予定だったセグメントだったっけ?といった事態になりかねません。なるべく入口(作成のタイミング)で制御してあげましょう。
フォルダー管理とセグメントプロパティー
◼︎フォルダー管理
手軽に始められるのが「フォルダーでの管理」です。フォルダーはマーケティングEメールやワークフローでもあるので馴染みのある方が多いでしょう。
フォルダー機能は、手動でセグメントをグループ化する場合に便利です。セグメントを作成するタイミング、もしくは作成してから手動で振り分けることができます。
◼︎セグメントプロパティー
セグメントプロパティーを使うことでカスタムビューでオリジナルの絞り込み条件を設定する事ができます。

これまで命名規則を厳重にしていたチームもプロパティーとビューを使うことで、より簡単に、より柔軟に管理できるようになりました。
命名規則は最初見た時に何のセグメントかを判別するのにはいまだに有効なので、かっちりされているところは継続されるのが良いと思います。
プランによる作成上限
| プラン | 動的セグメントの数 | 静的セグメントの数 |
| 無料版 | 10 | 1,000 |
| Starter | 50 | 1,000 |
| Professional | 1,200 | 1,200 |
| Enterprise | 2,000 | 2,000 |
各プランごとの上限数は上の通り。動的セグメントの数がプランによって制限が大きいです。プランが無料・Starterの段階では一定期間経ったら必要なもの以外は削除・あるいは静的セグメントに変換させると良いでしょう。
